【人力菓子】じんりき-かし (名)
電動(ハンド)ミキサーなど機械を使わずに作る菓子のこと。
類語にニーダなどを使わずに作る、人力麺麭(パン)がある。
当然造語。
類語にニーダなどを使わずに作る、人力麺麭(パン)がある。
当然造語。
一人暮らしを始めるとき、家電量販店で電動(ハンド)ミキサーを探した。
日本製のものは一つもなかった。
幾つかのお店をハシゴしたけれど、日本製のものは見つけられなかった。
Web上でも探してみた。けれどやっぱり見つからない。
故に、私は人力でお菓子を作ることにした。
そもそも、出来上がったお菓子で摂取するカロリーを考えれば
額に汗してお菓子作りをするのが正しいんじゃないか、という気にもなった(と自分を説得)。
あの長崎の老舗カステラ屋さんだって、卵の泡立ては機械に頼らず
人力で行っていると聞く。
基本的にはレシピ本通りに作るが、
スピードが要求されるような場合には工程の読み替えを行ったりもする。
卵の泡立ては全く問題ないけれど、困るのが「バターの泡立て」。
初めてこの表現を[オーブン・ミトン] 小嶋ルミさんの御本で見た時、誤植を疑った。
バターを泡立てる!
人力では全く歯が立たないので、手法を試行錯誤しつつ改良中。
目下最大の難敵はバタークリーム。これがかなりのツワモノ。
勿論あれこれ工夫は弄するのだけれど、結局は腕力で乳化させていく。
気力、体力、加えて時間に余裕がないと、取り掛かる前に挫折する。
それくらい、しんどい。腕が。
でも、お砂糖や真っ白い粉を使って作るお菓子はもともとハレの日の食べ物だった訳で
お菓子作りの前に、そういう気合の間があってもいいんじゃないかと
個人的には思っている。他人様には強要しないけれど。