紅茶に無糖の炭酸水を合わせる。1990年代に市販のティーソーダなるものを初めて飲んだ時、そのまずさに子供ながら戦慄した。その時の記憶があまりに鮮烈で避けていた「紅茶」+「炭酸水」の組み合わせ。でも自分で作ってみたら、なかなかおいしくできたのは何故。
お茶を長期保存可能な液体形状で売る、のに無理がある
紅茶を放置すると不味くなる―――その客観的根拠を私は持たない。ただ、淹れてから時間が経てば経つほど、味も香りも落ちていくことは経験的に知っている。市販のレディメイドの飲み物は、その品質を安定させるために通常添加物が入れられている。これもお茶の味を変質させてしまう原因のひとつだろう。おいしいティソーダを味わいたければ、ご自身で淹れることを強くお薦めする。炭酸を加えるだけで、紅茶が食事やおつまみにも合う飲み物に変身する。しかも作り方は至極簡単だ。
紅茶ソーダの作り方
- お好みの紅茶を淹れる。お湯の量はいつもの半分程度にし濃い目に。
- グラスに氷を入れる(私のように温い炭酸が気にならない人は入れなくてもよい)。速く冷やしたい人、濁りのない綺麗なアイスティを作りたい人はできるだけ細かい氷を使う。
- 1.の紅茶をグラスに淹れ、その上から炭酸水をお好みの量注ぎ、軽く混ぜて出来上がり。
【おすすめ副材料】 炭酸水
アサヒ飲料 ウィルキンソン タンサン
二十歳の頃からウヰルキンソン贔屓。最近はコンビニで買えるペットボトル版が主流になってきているようだけれど、昔ながらの瓶入りもこのまま残して欲しい。写真はワンウェイ瓶だけれど、酒屋さんへ行けばリターナブル瓶版も売っている。