「CENTRE THE BAKERYの食パンとサンドイッチ」牛尾則明


パンは殆ど自家製。週1ペースで焼いている。人力菓子舎を名乗るくらいなので、当然手ごね。手ごねの方が高尚だとか美味しいとかいう訳ではなく、自力で無理なく作れる量 = 食べていい量かな、と何となく感じているから。

もう大きくはならない我が身(横には広がる可能性が)、自分がいいと思うものが、ほんの少しあれば事足りるんじゃないかと。 ここ2年ほどは、CENTRE THE BAKERY牛尾さんのレシピ本を頼って食パンを焼いている。

紅茶の友を作るためのお薦め料理書

「 家庭で焼けるシェフの味 セントル ザ・ベーカリーの食パンとサンドイッチ 耳までおいしい! 3つの製法で作る食パン専門店のこだわりレシピ 」


株式会社マイナビ
2014年刊
【 掲載パンレシピ(11種類)】
  • 角食/プルマン [湯種製法]
  • イギリスパン [オーバーナイト醗酵]
  • レーズン食パン [50%中種製法]
  • ライ麦食パン [湯種製法]
  • くるみ食パン [湯種製法]
  • ショコラ食パン [オーバーナイト醗酵]
  • 全粒粉食パン [オーバーナイト醗酵]
  • 黒糖食パン [50%中種製法]
  • コーヒー食パン [50%中種製法]
  • はちみつ食パン [50%中種製法]
その他、サンドイッチとサイドメニューの簡単なレシピを15収録
※ ある程度パン作りをしたことのある人向けの本だと思う

最初レシピを見た時、あまりの水分量の多さに誤植を疑った。 作ってみて、誤植を確信した(版元さんごめんなさい)。 悔しくて何十回も焼いているうちに、ぼんやりと判ってきた(気がする)。

湯種の作り方と、叩きこねが肝要と見た。 ついでにいうと本書には書かれていない「水和」も味方につけると そこまでの労を経ずとも美味しいパンが食べられる (初めてこのレシピでパンを焼いた時、生地がまとまらず1時間以上こねて疲労困憊した)。

ここで紹介されている【角食】レシピは耳までふわっと柔らかい、日本人好みの焼き上がりで サンドイッチにぴったり。是非おいしい紅茶と共に召し上がれ。

具に何を持ってくるかにもよるけれど、 基本的にはミルクティ、レモンティ、シャリマティ等どんな紅茶にも合うはず。 バタートーストには是非ミルクティを。

因みに銀座のはずれにあるCENTRE THE BAKERY実店舗は いつ前を通っても大行列で未だに入ったことがない。 雨の日も寒い日も、とにかくいつ見ても人が並んでいる!


美食雑誌「 dancyu 」のカツサンド特集(2014年10月号)で
こちらのカツサンドが紹介されていたのにも目を疑った。 ビフカツサンドイッチ、6000円也。

「 dancyu 2014年10月号[雑誌] 」


株式会社プレジデント社
2014年刊
【 この号の特集 】
  • かつサンドと欲望
  • サラダのルール
  • 鯖と私。
  • コンフィチュールはお好き?
  • グッバイ冷やし中華
かつサンドは井泉本店のものが好み。 コンフィチュール特集では[ パリセヴェイユ ]金子美明さんの自家製ペクチンの作り方が紹介されている。