【大吾】爾比久良

持ち重りのする包みを開けたところ、この姿

爾比久良、という名の和菓子を戴いた。響きはそうでもないけれど、文字にすると何とも古風な字面。文字って面白い。

さてこの爾比久良、にひくら(にいくら)と読む。お店のある地域の古い地名とのこと。黄身時雨餡で、餡と栗の甘露煮を包んでいる。密度の詰まった持ち重りのするお菓子ながら、ほろりと崩れる繊細な生地は上生菓子と御干菓子の間、といった趣。

上手に切れなかった…

爾比久良に合う紅茶

ここは和菓子に合う紅茶の定番、ダージリンのストレートを強くお勧めしたい。ダージリン特有の木質めいた香りが、爾比久良の滑らかな生地によく合う。

紅茶に合うお薦めおやつ

【大吾】爾比久良

和菓子の中でも分類が難しいと感じたお菓子の一つ。お饅頭でもお餅でもない、このお菓子を何と呼べばいいのか。おいしい。製造元のサイトを覗いてみたところ、各大手百貨店の銘菓コーナーで取り扱いがある模様