【明治】ツインクル

卒然として気付く。ツインクルチョコは、食べる前に割ってはいけないのだ。夢が壊れる

Easter Chocolate Nest Cakeを作る際、飾り用として【明治】ツインクルチョコを買った。…数十年ぶり。

東の【明治】ツインクル

日本における卵型チョコレートの独占製品と思しき【明治】ツインクルチョコ。卵型のチョコレートの中が空洞になっていて、そこにマーブルチョコやラムネ菓子などの別のお菓子が隠れている。この構造が子供の頃の私にとっては眩しいほどに魅力的だった。ああいうワクワク感は生きていくのに重要だ、と最近しみじみ感じる。年取った。

最近ではイースターにかこつけたパッケージなどもしているらしい。そんなことしなくていいから、昔あった筈の「1個だけ大きい卵」を復活してほしい。

西の【Cadbury】CreméEggs

英国で卵型チョコレート、というとCadburyのCreméEggsが圧倒的に有名。これはツインクルが空洞になっているところ、白身と黄身を模したフォンダン(液体状のお砂糖)が詰まっている一品。狂気の沙汰を言い切れるほど甘い。私が経験した中で、この世で一番甘い食べ物だ(インドには想像を絶する甘さのお菓子があるらしいが)。

英国留学時、清貧の学生時代を送っていた私はこのCreméEggs普通サイズ1個と牛乳1杯で1食としていたこともある。細かい栄養素はさておき、手っ取り早くカロリーと糖分だけは補えた。歯にしみるほど甘いのに、時折無性に懐かしくなるCreméEggs。日本でも売ってくれないか。

1847年、イギリス人ジョセフ・フライが現在のチョコレートの原型となる固形チョコレートを発明しました。
引用元:「チョコレートの4大革命」日本チョコレート・ココア協会WEBサイト
J S Fry (now part of the Cadbury Empire) created the first chocolate Easter Eggs in 1873. ... Easter eggs account for 8 per cent of all chocolate sales today...
引用元:「PORTERS English Cookery Bible」
Richard, Earl of Bradford / Carol Wilson (ROBSON BOOKS)

固形のチョコレートが誕生して170年、イースターエッグチョコが生まれて140年あまり。現在では、チョコレートの全売り上げの8%がイースターエッグチョコで占められているとか。

【明治】ツインクルに合う紅茶

チョコレートは牛乳と相性がいいので、ミルクティがお薦め。シャリマやレモンなどの柑橘系も悪くない(チョコレートに合う)。

紅茶に合うお薦めおやつ

【明治】ツインクル

これまで商品名は「ツインクルチョコ」だと思っていたのだけれど、公式WEBサイトを見たら「ツインクル」となっていた。そうだったのか…
株式会社明治

レシピよりも料理の歴史など付随情報が面白い料理本

「 Porters English Cookery Bible: Ancient And Modern 」

Richard, Earl of Bradford and Carol Wilson
Robson Books
2004年刊
本の内容については「 PORTERS ENGLISH COOKERY BIBLE : ANCIENT AND MODERN 」レビューでどうぞ。