美食雑誌「dancyu」のイベントに出かけてきた。第5回dancyu祭 in 秋葉原。そう今年の会場は築地本願寺ではなく、秋葉原。4月1日/2日の2日間開催。このイベントで、初めて高知の有名おやつ「ミレービスケット(まじめミレー)」に遭遇した。
ミレービスケット(まじめミレー)
以前何かの記事で「高知のソウルフード」として紹介されているのを読んで以来、知ってはいたけれど実物は初めてお目にかかったミレービスケット。見た目はジャムサンドのビスケットを一回り大きくして、心持ち薄くしたような感じ。しかしこれは揚げ菓子で、ビスケットとして焼いたものをわざわざ揚げているらしい( ⇒ 参考サイト:「土佐うまいもの100選」)。
ビスケットは思いのほか堅め。その薄さを考えれば、ビスケットの中ではかなり堅い部類に入るんじゃないだろうか。軽く振られた天日塩が、生地の素朴な甘さを引き立てる。何となくいい香りがするのだけれど、香料の類は原材料に記載がない。火入れした小麦粉の香ばしさ、だろうか。
おいしい。そしてWeb上で数多指摘されている通り、あとをひく。ストロングミルクティに合う。ビスケットの素朴な甘さを楽しむため、紅茶は無糖がおすすめ。
こんなお菓子、他にはないだろうと思ったらアメリカのPaula Deen氏のサイトにレシピが掲載されていた。市販のビスケットを揚げるだけ。…世界は広い。 ⇒ Paula Deen: Fried Biscuits Recipe - Serves 5
紅茶に合うお薦めおやつ
ミレービスケット
かの有名な高知土産、ミレービスケット。
今回戴いた「まじめミレー」の他に、ノンフライ/塩なし/フレーバーもの、などのバリエーションがあるらしい。 dancyu祭では「日本百貨店」さんが販売していた。売り子さんたちの感じが良くて好印象。
http://www.nomura-net.co.jp/
で、第5回 dancyu祭 in 秋葉原2017
ここからはdancyu祭の紹介を。「dancyu」でおなじみのお店の味を、気軽且つ一度に楽しめる「dancyu祭」。会場1階ホールの中には【ロックフィッシュ】や【分とく山】などのブース、ホール外には【加藤牛肉店】【15℃】といった面々のキッチンカーが展開していた。イベントはチケット制。まずは食券となるチケット(100円単位)を購入し、お目当てのキッチンカーへ。
まずは【天孝】の才巻海老(300円)と帆立(400円)の天ぷら。おいしい。特に帆立。甘い。串に刺した状態で提供してくれるので、実に手軽に食べられるところもいい。次に【マルディ グラ】のミルフィーユチーズハムカツハーフ(500円、サントリー白ワイン試飲券付)。チーズがとろんと流れ出す。悲しいかな猫舌故に、もどかしくも冷ましつつ戴く。
マルディ グラのミルフィーユチーズハムカツはここで見かけて以来気になっていた
「 dancyu2015年4月号 」
- パスタララララン
- ハムカツBook ← この特集の最終頁を見よ。但し当日供されていたのは、この特集に掲載されているものとは別のもの
- ドーナツの宇宙
【ラ・ベットラ・ダ・オチアイ】目当てのミートソースは残念ながら既に売り切れ、生姜焼きを選ぶ。かなり甘めの味付けが私には新鮮だった。ごはんに合う。落合シェフは気さくなお人柄のようで(しかもこの手の対応に慣れている)、お客の写真撮影にも笑顔で応じられていた。
【東京カリ~番長】ではチキンカリーを。インドカレーを作るときは、いつも水野さんのレシピを参考にしている(私にはお肉が多すぎるので減らしているが)。そのお手本が食べられる!…と思いきや、私が参考にしているものとは別レシピ、和風よりの味わいだった。大根入り。
もうこの時点でお腹はパンパン(この日はこの1食しか食べられなかった)。ミレーのビスケットと、竹本油脂の胡麻油を買って退散。
dancyu最新号
dancyu 2017年4月号
- たまごと料理。
- 苺のショートケーキでうらうらら
- 菜の花スプリング