糖蜜の持つ、ざらりとしたある種の香ばしさとコクは どうも珈琲により合うのではないかという気がする。
京急百貨店の「大東北展」へ林檎どら焼きを買いに行ったところ 既に売り切れで代打として初めて買った「さんぼん黒饅頭」。 これが大当たり。もの凄く好み。お砂糖の香りが複雑。何ておいしいの。
原材料を見ると「和三盆糖蜜」の文字が。 なるほど味の秘密見破ったり(商品名についているが)。
糖蜜というのは、お砂糖を精製する時にできる黒っぽい蜜状のもの。 英語で言うとmolasses。
molasses[noun]
Thick, dark brown juice obtained from raw sugar during the refining process.
Thick, dark brown juice obtained from raw sugar during the refining process.
昔読んだお砂糖の本には、お砂糖を作る際に出る副産物を「廃蜜」とか「廃糖蜜」と書かれていた記憶があるのだけれど。
紅茶に合うお薦めおやつ
【おきな屋】さんぼん黒饅頭
どうもこの「さんぼん黒饅頭」は
季節限定商品(夏以外?)らしい。1個120円くらいだった。
取り敢えず通販では買えない模様。
同じおきな屋さんの和風アップルパイ「たわわ」もおいしい。
こちらはamazonでも購入可能。
君知るや、お砂糖の歴史を
シュガーロード 砂糖が出島にやってきた
長崎新聞社
2002年刊
題名から日本におけるお砂糖の受容史…かと思いきや、
その誕生から鎖国時代の日本、
長崎・出島における輸入に至るまでの
お砂糖をめぐる、長い長い旅を吟ずる一冊だった。
和三盆が四国で作られている理由も、この本を読めばわかる。