3月末になって、横浜にしては少し冷える日が続いている。こういう日は寧ろ寒さに浸って、ロシア風の紅茶を淹れてみることにする。
カフェインよりアルコホルの印象が強いロシアだけれど、実は知る人ぞ知る紅茶大国。国際連合食糧農業機関(Food and Agriculture Organization、略してFAO)のWorld tea production and trade : Current and future development(2015)を読むと2013年の国別のお茶類消費量(緑茶等も含まれる)で、世界第4位に位置づけている。
民間の調査では、独statista社が発表している 2016年国民一人あたりのお茶消費量ランキングが参考になる。
引用元:Annual per capita tea consumption worldwide as of 2016, by leading countries (in pounds) Statista GmbH
で、ロシア風紅茶。
流石にサモワール(ロシアで使われているという、暖房器具を兼ねた湯沸かし器)はうちにないので、紅茶にジャムを入れるお手軽ロシアンティでお茶を濁す。
今回は、紅玉林檎のジャムを作った時の副産物、紅玉ジェリーを使ってみた。紅玉ジェリーと呼んでいるけれど、要するに自家製ペクチンのこと。以前、ターシャ・テューダーさんがお庭の林檎で "Apple Jelly" なるものを作ってらしたのをTV番組で見て真似して作っているもの。但し私の場合は林檎の果実そのものはほぼ入れず、ジャムを作る際に捨ててしまう、芯と皮の部分にお砂糖を足して作っている。
真っ赤、ものによっては黒っぽい深い赤の紅玉を煮出すとアッサムティを思わせる、透き通った赤いジェリーが出来上がる。これを好きなだけグラスに入れ、
その上から温かい紅茶を注げば、ロシア風紅玉ジェリー紅茶に。よくかき混ぜてから召し上がれ。なお、冷たいグラスに急に熱いものを入れると割れる場合があるのでご注意を。
紅玉の甘酸っぱい香りが仄かに漂い、ほどよい甘味が気持ちをほぐしてくれる。入れるジャムはお好みで。林檎、苺、柑橘類のものが特に合うと思う。寒い日に是非どうぞ。
