マドレーヌに合わせるなら 牛乳たっぷりのストロングティ(濃い紅茶)。
バターの風味には、こくのある紅茶を合わせると好バランス。
レモン風味の強いマドレーヌには レモンティやシャリマティなどもさっぱりしていて良いけれど (但しレモンはすぐに引き上げて)。
そこはお好みで召し上がれ。
紅茶とマドレーヌ…
とくれば当然思い浮かぶのは、 マルセル・プルースト「失われた時を求めて」。
学生時代から何度挑戦しても 最後までどころか「スワンの恋」から抜け出せない…。
今生で読み切れるのかしらん。無理かも。
いつまでたっても読み終わらない魔法の本。
埴谷雄高の「死霊」ですら抜け出られたのに…。
さて戴きもののHENRI LE ROUX(アンリ・ルルー)の マカロンとマドレーヌ。
貴婦人用、と思しき洗練されたお上品一口サイズ。 口を殆ど開けずとも戴けますわ (もっと大きくても宜しくてよ)。
色彩鮮やかでいろんな風味が味わえる、 女性好みの焼き菓子詰め合わせ。
上段のお花の形をしているのが、マカロン。 花型に流して焼いているようで ピエは横に出ず真下に伸びている。
こういう作り方もできるのね、と感心したけれどこれは再現するのが難しそう。