英国風 "基本のパンケーキ" を作る

英国風パンケーキを焼く。
参考にしたのは「PORTERS English Cookery Bible」。英国留学時代に買った1冊。

朝起きてから「朝ごはんがない!」と気付くことがある。お米なし、うどんなし、パンもなし。ついでにお菓子の類もない。そういう時、さっと作れるのがクイックブレッドの類。まあ、粉がないと作れないけど。ベーキングパウダーが固まりになっていたので、削る気力もなかったため「膨らし粉」なしのパンケーキ作り。「種入れぬパン」みたいなものか。

作り方は至って簡単。材料をボウルに入れる、混ぜる、熱したフライパンで焼く。以上。巨大なフライパンさえあれば、10分で焼き上がる(実際は1枚1枚ちまちま焼くので、全量作るのに30分弱かかった)。

生地を大きく膨らませる要素が何も入っていないので、焼き上がりは当然真っ平。ぺランペラン。材料としては、ホシノ天然酵母で作るパンケーキとほぼ同じだが酵母が入っておらず醗酵もしていないので、香りというものが殆どない。材料に加えたバターの匂いくらいか。

単体で食べておいしい!という代物ではない。あたたかくても。基本的に、何かを添えて食べるものという印象。砂糖添加量がかなり少ない生地なので、ハムを挟んで食事風にでもできるし逆にジャムや蜂蜜などをかけてデザートとしても使える。

今回は焼きトマト、レタス、ハム、茸のトリフォラーティと合わせて食事風に。朝ごはん、紅茶は濃いミルクティがお薦め。各ブランドのイングリッシュブレックファスト銘柄が一押し。


ちょっと気を抜くと、ナンが出来上がる


参考にした料理書

「 Porters English Cookery Bible: Ancient And Modern 」


Richard, Earl of Bradford and Carol Wilson
Robson Books
2006年刊
本の内容については「 PORTERS ENGLISH COOKERY BIBLE : ANCIENT AND MODERN 」レビューでどうぞ。