私が自分で初めて買った紅茶の本。
今改めて読み返してみると、ティーインストラクター教習課程のテキストによく似ていることが判る。日本紅茶協会協力、の記載に納得。
お茶の歴史、主な産地と茶葉の種類、紅茶メーカー、淹れ方、バリエーションティーのレシピに、果てはお茶会の心得と簡単なお茶菓子(ヴィクトリアケーキ!)の作り方まで網羅されている。でもよく読んだらヴィクトリアケーキレシピに卵の記載がなかった(イラストにはあり。多分3個)。「紅茶の大事典」(日本紅茶協会編:2013年刊)と同じ内容を取り扱っているが、こちらの方がコンパクトながら無駄要素を省き、内容が濃い。買うならこちらをお薦めしたいが、どうも絶版になっている模様。こちらを重版にすればいいのに。
巻末に、まだ制度として発足まもないティーインストラクターの資格案内が掲載されている。当時は3級(ジュニア)、2級(シニア)、1級(マスター)の名称だった模様。