【馬車道十番館】ブラフマドレーヌ

紅茶とマドレーヌ。組み合わせてしまって思い出す。あのいつまでも読み終わらない呪いがかかった本、マルセル・プルースト「失われた時を求めて」のことを。

どうも読むのに時間がかかる本、というものが存在する。本と私の個人的な相性の問題なのだけれど、どうも一部の翻訳ものにその傾向が強い。去年、10年以上かかってやっとガルシア・マルケス「百年の孤独」を読了した。この作品の場合、同じ名前の人が登場しすぎたのがいけない。でも読み遂せた。これをはずみに「失われた時を求めて」も、と思ったら本が行方不明だった。今生で読み終えられるのか、もう無理なのではないかと思っている。

プルーストに挫折しても、紅茶とマドレーヌはやはりよく合う。特にストロングミルクティ。でも紅茶にマドレーヌを合わせてしまうと、やっぱりプルーストを思い出してしまうのだ。

紅茶に合うお薦めおやつ

【馬車道十番館】ブラフマドレーヌ

ちゃんとバターで作られたプレーンなマドレーヌ(レモンは入っていない。私はレモンなしのマドレーヌの支持者)。平らで所謂 [でべそ] がないタイプ。コーンスターチ入りの軽い生地ながら、大きめサイズで食べごたえあり。
バラ売りもしているので、珈琲や紅茶の小分けと一緒に1つ添えて気軽なプレゼントにも。1個270円、347kcal。

馬車道十番館

1階は喫茶店、2階は英国風酒場、3・4階はフレンチレストラン。私は主に2階のバーにいる