ティーインストラクター (名) 日本紅茶協会が養成・認定を行う民間資格の名称。国内での紅茶の普及を目的に、1991年に設けられた。
ティーインストラクター資格のあらましや詳細については資格認定制度の運営元、下記日本紅茶協会のサイトをどうぞ(ティーインストラクター資格認定制度について)。
紅茶の製造、輸入、販売などに携わる業者からなる所謂「業界団体」である日本紅茶協会としては、当然日本国内での紅茶消費拡大を狙っていきたいところ。
ティーインストラクターは、各地での教室やセミナーでの講義を通じ「おいしい紅茶の淹れ方」の伝道師として国内の紅茶消費拡大の一翼を担うことを期待されている。平たく言うと、国内の紅茶好きを増やすのが目的。
故に紅茶の知識も大切なのだけれど、それを人前で実演する技術の方が寧ろ重視される(と研修を通じて私は感じた)。前期の試験は知識を問う学科試験が主だけれど、後期の試験は講習の実技。
とはいえ、これは民間資格。業務独占資格ではないので、紅茶教室を運営するのに必要不可欠なものではない。やる気さえあれば、誰でも< 紅茶の先生 >にはなれる。
ただ、既に紅茶業界にお勤めの人などはそうした経験を肩書にできるかもしれないけれど、私のように< 全く紅茶に関係のない業界/職種の人 >にとっては「紅茶の知識をある程度持っている」ことを、客観的に提示できる資格があった方が活動し易くなるのも事実。単に「私紅茶が好きで、子供の頃から飲んでました」だけでは全然説得力がない。
受講を迷われている方は、そのあたりのことをよく斟酌されることをお勧めしたい。