完璧なホットレモンティを淹れる

私はレモンティを飲まない。猫舌ゆえに牛乳を入れない紅茶が飲めないということが主な理由の一つだが、そもそもおいしいレモンティにお目にかかったことなんてなかったのだ。初めておいしいと思えるレモンティに出会ったのは、ティーインストラクター研修においてだった。

用意するもの

  • 紅茶 : リーフでもティバッグでもお好みで
  • レモンの薄切り : 皮ごと投入するので、国産/無農薬のものが安心
  • お砂糖 : お好みでどうぞ
  • お湯 : 汲みたての水道水を完全に沸かしたものを多めに

おいしいレモンティの淹れ方

汲みたてのお水でお湯を沸かす。5円玉大の泡が盛大に立つくらい、完全に沸騰させる。レモンは5mm程度の輪切りにする。種は予め取り除いておく。

急須/ティーポットを熱湯で温めた後、分量の茶葉を入れ、勢いよくお湯を注ぐ。蓋をして規定時間蒸らす。急須同様、カップも熱湯で温めておく。

カップのお湯を捨て、レモンの薄切りを入れる。

時間がきたら、急須/ティーポットの中をお匙などで軽くひとかきする。

茶漉しを使って、カップにお茶を注ぎ入れる。

一呼吸おいたら、レモンの薄切りを引き上げる。え?引き上げちゃうの?などの躊躇は禁物。ここでレモンを取り除くから、このレモンティはおいしくなるのだ。ここで取り除かなければ普通のレモンティ、つまりおいしくないレモンティに成り下がってしまう。さあレモンを引き上げよう!

レモンを取り除いた状態で、供する。どうぞ召し上がれ。

おいしいレモンティを淹れるコツ

レモンを入れっぱなしにしない。このことに尽きる。レモンの皮のすぐ下の白い部分(ワタ)、この部分は苦みの元。入れっぱなしにしておくと苦みが出てしまう。なおお茶を淹れてすぐにレモンを引き上げても、レモンの香りはしっかりお茶に移っている。レモンティを淹れる際には、是非お試しを。